どんな家族でも話し合う機会というのはたくさんあると思います。我が家は自営業の家庭なので、家のことも仕事のことも全部夫婦で話し合います。
話し合う というのは、どちらかが一方的に話したり聞いたりするのではなく、どちらもが対等に意見を言い合い、どちらかの意見に沿ったり折衷案をつくったりしながら今後を見据えたゴールに向かうことだと思っています。
時に自分の課題点を指摘されて気分を害することもあるでしょう。
そういった不穏な空気にもなることがある話し合いをするには、いくらか心構えが必要だと思っています。
それは相手とこれからも良好な関係を築き、ずっと仲良く暮らしていくためです。
大事なことだから話したい、けれど相手を傷つけることを言うかもしれないし言われるかもしれない。
それでもずっと仲良しでいたい。
そんな方が話し合う前のささやかな心強さになれたら幸いです。
1.おなかをいっぱいにしておく
おなかは空いていませんか?
夕ご飯前に話し出そうとしていませんか?
おなかが空いている時、私は特に不機嫌になり心の余裕がなくなります。
全ての言葉がイライラの発端になってしまう。
そんな状態で話し合いを始めようものなら、私の不機嫌に夫を付き合わせることになってしまい、話し合いどころではなくなってしまいます。これはもしかしたら私だけかもしれませんが、それでもやっぱりおなかがいっぱいで満たされていると心が穏やかになるのではと思っています。
まずはごはんを食べてみてください。
2.今日嫌なことがなかったかどうか振り返る
嫌なことがあると、愚痴の一つでも言いたくなりますし、気分が良くないです。
話し合うにあたって頭を使う時、脳内で嫌なことがリピート再生されることが私はよくありました。
嫌な気持ちを話し合いの場まで引きずってしまうこともあり、機嫌が悪いまま話し合いを進めると、いつしか喧嘩に発展してしまうこともありました。
だから話し合う前に、嫌なことがなかったか振り返ってみて、もしあったら思う存分悪態をつき、ぬいぐるみに向かって愚痴り、甘いものを食べてリセットしてみてください。
そんなことしなくても紙に書きだすだけでもいいかもしれません。
イライラしてるなぁ、怒ってるなぁと声に出すのもおすすめです。
嫌な気持ちは浄化してから話し合いに臨んでみましょう。
3.テレビ・スマホは切っておく
スマホを見ながら相談する場合は別ですが、話し合いをするのであれば気の散るアイテムは電源をオフにするのをおすすめします。
これは実践している方が多いかもしれません。
相手の目を見て話そうと意識すると相手の機嫌や集中力が伝わってきて、そもそも話し合いに向いてないコンディションだね、なんてことが分かったりします。
そもそも話し合える状態?というのを確認するために私はスマホを遠くに置いておきます。
4.次は私が話してもいい?と聞く
話し合いの時、議題はほとんど私から持っていきます。
こどもの保育園どこにするか迷ってるんだけど
商品の販売方法変えたいと思ってるんだけど
今まで喧嘩した時本当はどうしてほしかったのか教えてほしいのだけど
などなど
議題を挙げたら、まずは夫の意見を聞きます。
できるだけ否定をしないで、でも肯定もしないで、ほどほどに相槌を打ちながらただただ聞きます。
途中で口を出したくなって何なら怒ってしまったこともたくさんあるのですが、回数を重ねるごとに減っていきました。夫が私の悩みを否定したいわけではないと分かってきたからです。そして徐々に夫も自分の気持ちをより素直に話してくれるようになりました。
夫の意見を聞いた上で自分の意見を話す時、「次は私が話してもいい?」と聞きます。
言いたいことを言葉にする作業は、とても力を使います。
男性はそれを苦手としている方も多いかもしれません。
沈黙が始まったけれど、まだ言い足りないことがあるかもしれません。
それをいったん確認するために聞いています。
夫との間に上下関係があってお伺いをしている、というわけではありません。
「次は私が話すね」という意味で、でも夫が言いたいことも取りこぼしたくないという気持ちで聞いています。
5.話してくれてありがとう と言う
夫が話し終えたとき、一区切りしたら「話してくれてありがとう」と伝えてから自分の意見を話すようにしています。
話し合うというのは普段の他愛のない話とは違って、心も頭も使う作業です。
特にうちの場合は私が議題を持ち込むことが多いので、私には心構えがありますが夫にとっては突然降って沸いた話です。そんな話に対応してくれてありがとうという気持ちで伝えています。
以上が私が夫と話し合う時に心掛けていることです。
挙げようと思えばもっとあるのですが、それはおいおい追記していきます。
話し合いをするにあたって、夫の側にも意識することはあるはずです。
妻側だけが気を使いすぎる必要はないと思っています。
それでも、大切な人を大切にするためにできることがないか、少しでも意識を向けられるように努力したいと思っています。
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